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セパタクローとは?

 セパタクローはおよそ500年前に東南アジアでマレーシアの王室によって生まれたスポーツで、「セパ(SEPAK)」はマレー語で「蹴る」、「タクロー(TAKRAW)」はタイ語で「ボール」という意味。すなわち足と頭を使ったバレーボールのような競技である。  セパタクローのルーツは、9世紀の昔から東南アジアの各地で行われていた伝統スポーツの球技であり、タイでは「ジャンクイタクロー」、マレーシアでは「セパラガ」、インドネシアでは「ラゴ」、ラオウでは「カトー」、フィリピンでは「シバ」等と呼ばれ、それぞれ違ったルールで競技されていたマイナーなスポーツでしたが、1965年に東南アジア競技大会の種目に採用された際、アジアセパタクロー連盟が設立され、統一ルールが作られ、さらに1988年には国際セパタクロー連盟が設立されて、その活動はアジアだけに止まらず世界的な広がりを見せています。  試合はバトミントンと同じコートとネットを使って3対3で行う。セパタクローでは手を使わずに攻撃や防御を行うため、からだの柔軟性や高度のボールコントロールが要求される。スパイクやブロックといった華麗な空中戦はかなりの見ごたえがあり、マレーシアやタイでは最も人気のあるスポーツの一つである。 現在、国際連盟の公式競技種目としては、レグイベント(3人で戦う競技)、チームイベント(1チーム3レグで戦う競技)、サークルイベント(5人が輪になってリフトポイントを争う競技)があり、2004年より新たにダブルイベント(2人で戦う競技)、ビーチタクローイベント(砂場で2人で戦う競技)、とフープセパタクローイベント(5人で上空に吊るした輪を通し技を競う競技)が加わりました。